チリの物価は高い?安い?南米一の経済安定国で賢く暮らす・旅するための完全ガイド
「南米旅行に行きたいけれど、チリの物価ってどれくらい?」
「チリは南米の中でも生活水準が高いと聞くけど、予算が心配……」
これからチリへの旅行や長期滞在を計画している方にとって、現地のコスト感は最も気になるポイントですよね。南米諸国の中でも経済が非常に安定しているチリは、実は「南米の優等生」と呼ばれる一方で、周辺国に比べると物価が高い傾向にあります。
しかし、コツさえ掴めば日本よりもずっとお得に、かつ贅沢な体験をすることも可能です。この記事では、現地でのリアルな生活費、食費、交通費、宿泊費から、賢く節約するための具体的な裏技まで徹底的に解説します。
チリの物価の基本:日本と比較したリアルな相場
チリの物価を一言で表すと、**「日本と同じくらい、あるいは少し安い」**という感覚が最も近いです。ただし、ジャンルによって驚くほど安いものと、日本より高く感じるものに分かれます。
食費:スーパーとレストランの大きな差
チリでの生活費を左右するのは、自炊か外食かという選択です。
スーパーマーケット: 野菜、果物、ワイン、お肉などは日本よりも格段に安いです。特にワインは高品質なものが数百円から手に入り、ワイン好きには天国のような環境です。
外食: 一般的なレストランでのランチ(Menu del Dia)は、日本円で約1,200円〜2,000円程度。観光地のディナーや高級店になると、日本と同等かそれ以上の予算を見ておく必要があります。
住居費・宿泊費
ホテル: 観光都市サンティアゴやパタゴニア地方、イースター島などは宿泊費が高めです。ビジネスホテルクラスで1泊1万円〜、高級ホテルなら3万円〜が相場です。
賃貸: 都市部の中央にある1LDKのアパートであれば、月額7万円〜10万円程度が目安となります。
項目別!チリ生活・観光のコスト詳細
具体的にどれくらいの費用がかかるのか、カテゴリー別に見ていきましょう。
1. 交通費(地下鉄・バス・タクシー)
チリ、特に首都サンティアゴの公共交通機関は非常に発達しており、運賃もリーズナブルです。
地下鉄・バス: 1回の乗車につき約120円〜150円程度。時間帯によって運賃が変動するシステムが導入されていますが、非常に安価です。移動には「bip!カード」という交通系ICカードが必須となります。
タクシー・配車アプリ: 初乗りは約100円〜150円程度と安めですが、観光客を狙った高額請求トラブルを避けるため、「Uber」や「Cabify」といった配車アプリの利用が主流です。
2. 食料品・日用品の価格目安
自炊をメインにする場合、家計をかなり抑えることができます。
| 項目 | 推定価格(日本円換算) |
| 水 (1.5L) | 約150円 |
| 牛乳 (1L) | 約180円 |
| 卵 (12個) | 約450円 |
| リンゴ (1kg) | 約200円 |
| チリワイン (ボトル) | 約600円〜 |
| エンパナーダ (1個) | 約400円〜600円 |
3. レジャー・観光費用
チリ観光の目玉である自然アクティビティは、移動費を含めると高額になりがちです。
パタゴニア・アタカマ砂漠: 遠隔地への国内線フライトやツアー代金がかさみます。国立公園の入場料なども含め、1日の予算は1.5万円〜2万円ほど見ておくと安心です。
映画鑑賞: 1席約1,000円前後と、日本よりはお得に楽しめます。
知っておきたい!チリで賢く支出を抑える具体的対策
物価が上昇傾向にある中で、いかにコストパフォーマンスを高めるかが重要です。
外国人旅行者向けの免税制度を活用する
チリでは、外国人旅行者が米ドルで宿泊代金を支払う(または国際クレジットカードで支払う)場合、宿泊税(VAT/IVA)の19%が免税になる仕組みがあります。チェックイン時にパスポートと入国カードを提示することを忘れないでください。これだけで宿泊費が約2割も変わります。
「フェリア(青空市場)」を利用する
スーパーマーケットも便利ですが、地元の人々が利用する「フェリア」と呼ばれる市場では、新鮮な野菜や果物がスーパーの半額近い価格で売られていることも珍しくありません。現地の活気を感じながら、安く食材を揃える最高の手段です。
昼食は「Menu del Dia(本日の定食)」一択
レストランで安く済ませたいなら、昼食時に提供されるセットメニューを狙いましょう。前菜、メイン、デザート、飲み物がセットになっており、単品で注文するよりも圧倒的にコスパが良いです。
チリ滞在を成功させるための予算プラン
滞在スタイルに合わせて、1日あたりの予算(宿泊費込み)をシミュレーションしてみましょう。
節約派(ホステル利用・自炊中心): 1日あたり 約6,000円〜8,000円
標準派(中級ホテル・1日1回外食): 1日あたり 約15,000円〜20,000円
贅沢派(高級ホテル・ツアー利用): 1日あたり 約35,000円〜
通貨と支払い方法の注意点
チリの通貨はチリ・ペソ(CLP)です。都市部ではクレジットカード(Visa, Mastercard)が広く普及しており、タッチ決済も一般的です。ただし、地方の市場や小さな商店、チップの支払いには現金が必要になるため、常に少額の現金を持ち歩くのがスマートです。
まとめ:チリは「価値ある投資」ができる国
南米他国に比べれば、確かにチリの物価は安くはありません。しかし、その分インフラが整っており、治安も比較的安定しているため、安心して過ごせるという大きなメリットがあります。
美味しいワイン、壮大な大自然、そして洗練された都市文化。これらを日本の生活水準と同等、あるいはそれ以下のコストで楽しめるチリは、非常に満足度の高い渡航先と言えるでしょう。
事前の予算立てと免税制度の活用、そして現地の生活知恵を取り入れることで、最高のチリ滞在を実現してくださいね。