自宅で本格スペイン気分!心まで温まる「絶品煮込み料理」簡単レシピ
「いつもの煮込み料理に飽きてしまった…」
「スペインバルのような、深みのある煮込みを家で作りたい」
「おもてなしに最適で、なおかつ失敗しないレシピは?」
スペイン料理といえば、パエリアやタパスが有名ですが、現地の人々が最も日常的に、そして大切にしているのが「煮込み料理(グイサード)」です。スペインの家庭の台所からは、いつも肉や豆をコトコト煮込む幸せな香りが漂っています。
スペイン風煮込みの凄さは、**「少ない調味料で、素材の旨味を最大限に引き出す」**点にあります。難しそうに見えますが、実は炒めて煮るだけのシンプルな工程がほとんど。
この記事では、数あるスペインの煮込み料理の中でも、日本人の口に合いやすく、家庭の鍋で驚くほど本格的に仕上がる2つの厳選レシピを詳しく解説します。これさえ覚えれば、あなたの料理のレパートリーは格段に広がります。
1. 豚肉とパプリカの煮込み「チルンドロン」
スペイン北部の郷土料理です。「チルンドロン」とは、パプリカや玉ねぎ、トマトを煮込んだソースのこと。鮮やかな赤色が食卓を彩ります。
材料(2〜3人分)
豚肩ロース肉(角切り): 300g
玉ねぎ: 1個
パプリカ(赤): 1個
にんにく: 1片
トマト缶(ダイス): 1/2缶
白ワイン: 100ml
パプリカパウダー: 大さじ1(これが味の決め手!)
オリーブオイル、塩、こしょう: 適量
5分準備・あとは煮るだけステップ
肉を焼く: 鍋にオリーブオイルを引き、塩こしょうした豚肉を表面に焼き色がつくまで焼き、一度取り出します。
野菜を炒める: 同じ鍋で、みじん切りのにんにく、玉ねぎ、パプリカを順に炒めます。玉ねぎが透き通るまでじっくり炒めるのがコツです。
煮込む: 肉を戻し、白ワインを加えてアルコールを飛ばします。トマト缶とパプリカパウダーを加え、蓋をして弱火で20〜30分煮込みます。
仕上げ: 塩で味を整えれば完成!
2. 魚介の旨味が凝縮!「サルスエラ(スペイン風ブイヤベース)」
「サルスエラ」とはスペインのオペラのような演劇のこと。多彩な魚介が登場することからこの名がつきました。豪華なのに実は時短で作れます。
材料(2人分)
白身魚(タラなど): 2切れ
エビ・あさり: 適量
アーモンド(粉末または砕いたもの): 大さじ1(これがスペイン流のコク出し!)
玉ねぎ・にんにく: 各少々
トマトペースト: 大さじ1
水: 200ml
失敗しないポイント
魚介を焼く: 魚とエビをオリーブオイルでサッと焼き、取り出します。
ソースを作る: 同じ鍋でにんにく、玉ねぎを炒め、トマトペーストとアーモンド、水を加えて煮立たせます。
仕上げ: 魚介を戻し、あさりの口が開くまで5分ほど煮れば完成。
裏技: アーモンドを加えることで、長時間煮込んだような「とろみ」と「コク」が瞬時に生まれます。
スペイン風煮込みを「プロの味」にする3つの秘訣
「ソフリット」を丁寧に: スペイン料理のベースとなる玉ねぎやにんにくを炒める工程を「ソフリット」と呼びます。ここを弱火でじっくり行うことで、砂糖を使わなくても野菜の甘みが引き立ちます。
スモークパプリカパウダーの魔力: 普通のパプリカパウダーではなく「スモーク(燻製)」タイプを使うと、一気に直火で調理したような本格的な風味になります。
一日寝かせる: 煮込み料理の宿命ですが、やはり翌日の方が味が馴染んで美味しくなります。多めに作って、翌日はパスタソースにするのもおすすめです。
合わせる飲み物は?
この煮込み料理には、前回ご紹介した**「Crianza(クリアンサ)」クラスの赤ワイン**が最高に合います。肉の脂とトマトの酸味、そして樽熟成の香りが口の中で見事に調和します。
まとめ:煮込み料理は「家族への愛情」
スペインの家庭で煮込み料理が愛されるのは、単に美味しいからだけではありません。一つの鍋を囲んで、ゆっくりと流れる時間を楽しむ。そんなスペイン流のライフスタイルが凝縮されているからです。
忙しい毎日だからこそ、週末はコトコトと音を立てる鍋を見守りながら、大切な人とワインを片手に出来上がりを待つ。そんな贅沢な時間を過ごしてみませんか?
今回ご紹介したレシピは、どれもシンプルながら「また作って!」と言われること間違いなしの自信作です。