疲れない家事を実現！姿勢と動作の工夫で毎日をラクに
「家事をすると、腰や肩が痛くなる…」「なんだかいつも疲れている…」と感じていませんか？ 家事は毎日のことだからこそ、身体に負担をかけない工夫が大切です。実は、少し姿勢や動作を意識するだけで、家事の疲れをぐっと減らすことができるんです。今回は、今日から実践できる「疲れない家事」を実現するための具体的なコツを、場所別にご紹介します。
1. 掃除編：かがまず、腕を使わない工夫
掃除は、腰をかがめたり、重いものを持ち上げたりと、体への負担が大きい家事の一つです。
床掃除は「手元」で完結！: 掃除機をかける際、腰を曲げて前傾姿勢になっていませんか？ 負担を減らすには、掃除機の柄を自分に合った長さに調節し、背筋を伸ばしたまま、腕全体ではなく手首と肘を柔らかく使うイメージで動かしましょう。かがむ必要がある場所は、しゃがむか、柄の短いハンディタイプの掃除道具を活用するのがおすすめです。
高い場所のホコリ取り: 高い棚や照明のホコリを払うとき、背伸びをすると腰に負担がかかります。無理せず、柄の長いホコリ取りや、踏み台を積極的に使いましょう。不安定な姿勢で無理をしないことが大切です。
重いものを移動させる工夫: 重い家具を動かす際は、無理に持ち上げず、家具の底に滑るシートなどを敷くと、少ない力でスムーズに移動させることができます。
2. 料理・洗い物編：立ち姿勢と道具の活用
キッチンでの作業は、長時間同じ姿勢でいることが多いため、体の軸を意識することが重要です。
正しい立ち姿勢を意識する:
シンクやコンロの前に立つときは、つま先に重心を置きすぎず、足の裏全体で体を支えましょう。
片方の足を少し前に出すと、体全体のバランスが取りやすくなります。
足元に高さのある踏み台や、クッション性のあるキッチンマットを敷くと、足の疲れを軽減できます。
道具の力を借りる:
包丁を使うときは、まな板の高さを工夫しましょう。高すぎると肩に力が入りますし、低すぎると腰をかがめる原因になります。作業台と肘の高さが同じくらいになるのが理想的です。
お鍋や重い調理器具は、無理して持ち上げず、滑らせるように動かすと良いでしょう。
3. 洗濯・アイロンがけ編：高さと動作を見直す
洗濯物を干す、たたむ、アイロンをかけるといった動作は、意外と体に負担がかかっています。
かがむ動作を減らす工夫:
洗濯物を干すときは、洗濯カゴを地面に置かず、腰の高さにある台に乗せてから取り出すようにしましょう。
洗濯物をたたむ際は、立ったまま作業できるカウンターテーブルを活用すると、かがむ必要がなくなります。
アイロン台の高さ調整:
アイロンをかける際、アイロン台の高さが合っていないと、肩や腕に余計な力が入りがちです。
立った状態で、肘が軽く曲がるくらいの高さに調整しましょう。
まとめ
家事の負担を減らすには、大げさな工夫は必要ありません。今回ご紹介したように、**「正しい姿勢を意識する」「便利な道具を賢く使う」**といった小さな工夫を積み重ねるだけで、驚くほど体がラクになります。
家事の合間にストレッチを取り入れたり、時には家族に手伝ってもらったりすることも大切です。ぜひ、ご自身の体の声をよく聞きながら、無理のない範囲で「疲れない家事」を実践してみてくださいね。