もう億劫じゃない!扇風機の掃除をラクにする分解方法と洗い方
夏が終わり、扇風機を片付けようと思ったとき、「あの網(ガード)の中のホコリ、どうやってきれいにしよう…」と、つい憂鬱な気分になっていませんか?
扇風機は、羽根やガードに溜まったホコリを放置すると、次に使うときに汚れた風を部屋中にまき散らしてしまいます。でも、正しい分解方法と掃除のコツを知っていれば、たったの15分でピカピカにすることができます。
この記事では、扇風機の掃除をグッと楽にする、プロも実践する分解方法と洗い方をわかりやすく解説します。
1. 掃除を始める前に!安全のための確認事項
掃除を始める前に、必ず以下の2点を確認してください。
電源プラグをコンセントから抜く: 感電や思わぬ事故を防ぐため、これが最も重要です。
取扱説明書を確認する: お手持ちの機種によって、分解方法や部品の外し方が異なる場合があります。
2. 扇風機の分解ステップ
ほとんどの扇風機は、以下の簡単なステップで分解できます。
ステップ1:前ガードを外す
前ガードは、ネジやツメ、もしくはガードリングで固定されています。
ネジやツメ: ネジをドライバーで外したり、ツメを軽く押したりして、前ガードを外します。
ガードリング: 前ガードと後ろガードをつなぐガードリングを外します。リングのネジを緩めるか、レバーを引いて外しましょう。
ステップ2:羽根を外す
前ガードを外すと、中心に羽根を固定している部品(羽根キャップ)が見えます。
羽根キャップを回す: 羽根キャップは、機種によって時計回りか反時計回りに回して外します。キャップに「LOCK」「OPEN」と書かれた矢印があるので、その指示に従って回しましょう。
羽根をまっすぐ引き抜く: 羽根キャップが外れたら、羽根をまっすぐ前に引き抜きます。
ステップ3:後ろガードを外す
羽根の奥にある後ろガードは、本体に数カ所のツメで固定されていることが多いです。
ツメを外す: ツメを軽く押しながら、後ろガードを本体から取り外します。
3. 各パーツの洗い方と乾かし方
分解したパーツは、以下の方法で洗うときれいになります。
【水洗いが可能なパーツ】
対象: 前ガード、後ろガード、羽根
洗い方:
浴室やシンクで、ホコリを水で洗い流します。
スポンジやブラシに中性洗剤をつけて、羽根やガードの溝に沿って優しくこすり洗いします。
洗剤が残らないように、しっかりと水で洗い流しましょう。
【水洗いができないパーツ】
対象: 本体、モーター部分
洗い方:
固く絞った布で、表面や隙間のホコリを拭き取ります。
頑固な汚れは、エタノールやセスキ炭酸ソーダ水を少量つけて拭き取ると効果的です。
乾燥方法
扇風機を組み立てるのは、すべてのパーツが完全に乾いてから!
カビやサビの原因となるため、風通しの良い場所でしっかりと陰干ししましょう。
4. 組み立てて完了!
パーツが完全に乾いたら、分解したときと逆の手順で組み立てていきます。
後ろガードを本体に取り付ける
羽根を軸にはめる
羽根キャップをしっかり締める
前ガードを取り付ける
これで、来年の夏も気持ちよく扇風機を使う準備が整いました。
まとめ
扇風機の掃除は、分解と乾燥が成功の鍵です。
安全確認を忘れずに行う。
前ガード、羽根、後ろガードの順に分解する。
水洗いできるパーツとできないパーツを分け、丁寧に汚れを落とす。
完全に乾いてから組み立てる。
この方法なら、誰でも簡単に扇風機をピカピカにできます。ぜひ次回の掃除で試してみてください。