どこまで知ってる?体外受精の「ふりかけ法」と気になる受精率について徹底解説!


「体外受精を考えているけど、『ふりかけ法』って一体どんな方法なの?」

「ふりかけ法って、ちゃんと受精するのかな?受精率が気になる…」

不妊治療の中でも、体外受精は成功率の高い治療法として知られています。その体外受精には、「ふりかけ法( conventional IVF)」と「顕微授精(ICSI)」という、主に2つの受精方法があります。

今回は、その中でも比較的自然に近いとされる「ふりかけ法」にスポットを当て、その仕組みや、多くの方が気になる「受精率」について、分かりやすく解説していきます。

体外受精「ふりかけ法」ってどんな方法?

体外受精の「ふりかけ法」は、その名の通り、採取した卵子に精子を「ふりかける」ようにして、受精を促す方法です。

もう少し詳しく見てみましょう。

  1. 卵子と精子の準備:採卵によって採取した卵子と、調整した精子を準備します。

  2. 同じ培養液に入れる:採取した卵子が入った培養液に、運動能力の高い精子を複数入れます。

  3. 自然な受精を待つ:あとは、培養器の中で卵子と精子が自然に出会い、受精するのを待ちます。

この方法は、精子自身の力で卵子にたどり着き、受精するため、より自然に近い受精方法と言えます。

ふりかけ法は受精しないってホント?気になる受精率の話

「自然な受精を待つ」と聞くと、「本当に受精してくれるの?」と不安に感じる方もいるかもしれません。

ふりかけ法が選択されるのは、主に以下のようなケースです。

  • 精子の状態が良い場合:精子の数や運動率が良好で、自力で受精する可能性が高いと判断された場合。

  • 過去にふりかけ法で受精できた経験がある場合:以前の治療でふりかけ法での受精が確認できた場合など。

気になる「受精率」ですが、一般的には60~80%程度と言われています。もちろん、これはあくまで平均的な数値であり、年齢や卵子、精子の状態によって大きく変動します。

ふりかけ法で受精しない原因は?

「せっかくふりかけ法で試したのに、受精しなかった…」という場合、いくつかの原因が考えられます。

  • 精子の問題:精子の運動率が予想よりも低かったり、卵子に侵入する能力に問題があったりする場合。

  • 卵子の問題:卵子の殻(透明帯)が硬かったり、受精能力が低かったりする場合。

  • 原因不明:特に明らかな原因が見つからない場合もあります。

これらの原因で受精がうまくいかなかった場合、次のステップとして「顕微授精」が検討されることが多くなります。

顕微授精との違いは?

「ふりかけ法」とよく比較されるのが、「顕微授精」です。

ふりかけ法顕微授精
方法卵子と精子を同じ培養液に入れ、自然な受精を待つ。顕微鏡下で、細い針を使って精子を直接卵子に注入する。
適応精子の状態が良い場合。精子の状態が悪い場合(数が少ない、運動率が低いなど)。<br>過去にふりかけ法で受精しなかった場合。
受精率60~80%程度80~90%程度

顕微授精は、精子を強制的に卵子に入れるため、ふりかけ法よりも高い確率で受精させることができます。そのため、男性不妊の治療法として積極的に用いられます。

まとめ:ふりかけ法も顕微授精も、希望を繋ぐ大切な選択肢

体外受精の「ふりかけ法」は、より自然な形で受精を目指す方法であり、精子の状態が良い場合に選択されます。

受精率は60~80%程度と幅がありますが、これはあくまで目安。医師と相談しながら、ご自身の体の状態や、過去の治療歴に合わせて、最適な方法を選択することが最も重要です。

もしふりかけ法でうまくいかなかったとしても、顕微授精という選択肢がまだあります。焦らず、一歩ずつ進んでいくことが、赤ちゃんに会うための大切な道のりです。

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