ゾワッ!ムカデが家の中に侵入する理由と、知っておきたい毒性・対策


梅雨時や夏にかけて、「まさか家にムカデが出るなんて!」とゾッとした経験はありませんか? あの独特の見た目と、もし刺されたら…という不安で、見かけると一気に気分が沈んでしまいますよね。

なぜムカデは私たちの家の中に現れるのでしょうか? この記事では、ムカデが家に侵入する意外な理由から、日本でよく見られるムカデの種類と毒性、そして効果的な予防・駆除方法まで、ムカデ対策の全てを分かりやすく解説します。もうムカデに悩まされない快適な家を手に入れましょう!


ムカデってどんな虫?基本的な特徴を知ろう

ムカデは、細長い体にたくさんの脚を持つ節足動物です。見た目のインパクトが強く、不快に感じる人も多いですが、実は生態系の中では他の虫を食べる「益虫」としての側面も持っています。

  • 活動時期: 主に春から秋にかけて活発になります。特に、気温が上がり始める5月~7月と、産卵期にあたる9月~10月に活動が盛んになる傾向があります。

  • 生息場所: 湿気が多く、暗くて狭い場所を好みます。落ち葉の下、石の下、朽ちた木の中、植木鉢の下、ブロック塀の隙間などが主な隠れ家です。

  • 食性: ゴキブリやクモ、ワラジムシ、ダンゴムシなど、様々な小昆虫を捕食する肉食性です。


なぜ家の中に侵入するの?ムカデがやってくる理由

ムカデは本来、屋外に生息する生き物ですが、いくつかの理由で私たちの家に侵入してきます。

1. 獲物を求めて

ムカデは肉食性なので、エサとなる虫を求めて家の中に侵入します。家の中にゴキブリやクモ、ダンゴムシなどが多く生息していると、ムカデにとっては絶好の狩り場になってしまうのです。特に、暖かい時期に活動が活発になるゴキブリなどは、ムカデを引き寄せる大きな原因となります。

2. 快適な住環境を求めて

ムカデは湿気を好み、乾燥に弱い生き物です。そのため、乾燥する季節や、屋外が乾燥している時に、より湿度の高い場所を求めて屋内に侵入することがあります。また、急な雨や夏の暑すぎる日、冬の寒すぎる日など、屋外の気候変化が激しいときに、隠れる場所や快適な温度を求めて家の中に入ってくることも少なくありません。特に、水回りや日当たりの悪い部屋、床下などは注意が必要です。

3. 侵入経路があるから

ムカデは体が平たく細長いため、わずかな隙間からでも侵入してきます。

  • 玄関や窓の隙間: ドアや窓のわずかな隙間、網戸の破れなどから簡単に侵入します。

  • 通気口や換気扇: フィルターが破損していたり、隙間があったりすると侵入経路になります。

  • 配管の隙間: エアコンの配管や水道管の隙間も要注意です。

  • ひび割れ: 基礎や壁の小さなひび割れからも侵入することがあります。

  • 洗濯物の取り込み時: 屋外で干していた洗濯物に付着して侵入するケースもあります。


知っておきたい!日本でよく見られるムカデの種類と毒性

日本には多くのムカデが生息していますが、家の中で見かける機会が多いのは主に2種類です。

1. オオムカデ

  • 特徴: 体長10cm~20cm以上になる大型のムカデ。黒っぽい体に赤い頭と脚が特徴的で、見た目のインパクトが大きいです。

  • 毒性: 強い毒を持っています。刺されると激しい痛みが生じ、赤く腫れ上がります。場合によっては発熱や頭痛、吐き気などの全身症状が出ることもあります。アレルギー体質の方は、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため、特に注意が必要です。

2. アオズムカデ

  • 特徴: 体長5cm~10cm程度の中型のムカデ。全体的に青みがかった黒色をしています。

  • 毒性: オオムカデよりは弱いものの、毒を持っています。刺されると痛みや腫れが生じます。

もしムカデに刺されたら?応急処置

ムカデに刺された場合は、焦らず冷静に対処しましょう。

  1. 患部を流水で洗い流す: 毒を洗い流すことが目的です。

  2. 43度~46度のお湯に浸す: ムカデの毒は熱に弱い性質があるため、刺された部分を43度~46度のお湯に15分~30分ほど浸すと、痛みが和らぐことがあります。やけどには注意しましょう。

  3. 冷やす: 患部を冷やすことで、腫れや痛みを軽減できます。

  4. 病院へ: 痛みが続く場合や、腫れがひどい場合、アレルギー症状が出た場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。


もうムカデに悩まされない!効果的な予防と対策

ムカデの侵入を防ぎ、快適な家を保つための具体的な対策をご紹介します。

1. 侵入経路を徹底的に塞ぐ

これが最も重要な予防策です。

  • 隙間を塞ぐ: 玄関や窓の隙間に隙間テープを貼る、網戸の破れを補修する、エアコンの配管周りの隙間をパテなどで埋めるなど、ムカデが入れそうな小さな穴や隙間は徹底的に塞ぎましょう。

  • 排水溝・通気口対策: 排水溝には目の細かいネットを設置したり、通気口には防虫ネットを貼ったりするのも効果的です。

2. ムカデのエサとなる虫を駆除する

家の中を清潔に保ち、ムカデのエサとなるゴキブリなどの害虫を減らしましょう。

  • 定期的な掃除: ホコリや食べこぼしは害虫のエサになります。こまめに掃除機をかけ、拭き掃除も行いましょう。

  • 食品の管理: 食材は密閉容器に入れ、出しっぱなしにしないようにしましょう。生ゴミは蓋つきのゴミ箱に入れ、こまめに捨てることが大切です。

  • 害虫駆除剤の活用: ゴキブリホイホイや毒エサ剤、スプレータイプの殺虫剤などを活用し、家の中の害虫を徹底的に駆除しましょう。

3. 湿気を溜めない環境作り

ムカデは湿気を好むので、乾燥した環境を保つことが予防につながります。

  • 換気を徹底する: 定期的に窓を開けて換気を行い、室内の空気を入れ替えましょう。特に湿気がこもりやすい風呂場や洗面所は、換気扇を回しっぱなしにするのも効果的です。

  • 除湿器・除湿剤の活用: 押し入れやクローゼット、床下など湿気が溜まりやすい場所には、除湿剤を置いたり、除湿器を活用したりしましょう。

  • 水回りの掃除: シンク下や洗面台の下など、水回りは湿気がこもりやすいので、こまめに拭き掃除をして乾燥させましょう。

4. ムカデ対策グッズを活用する

ムカデ専用の対策グッズも有効です。

  • ムカデ用殺虫剤: スプレータイプや粉剤などがあります。侵入経路になりそうな場所に散布することで、ムカデの侵入を防ぎます。

  • ムカデ用忌避剤: ムカデが嫌がる成分(ヒノキ油など)が含まれており、置くだけでムカデを寄せ付けない効果が期待できます。

  • 粘着シート: ムカデの通り道に設置し、捕獲する方法です。

5. 屋外の環境整備も忘れずに

家の周りの環境もムカデの侵入に影響します。

  • 庭の整理: 落ち葉や枯れ草、石、木材などを放置しないようにしましょう。これらはムカデの隠れ家になります。

  • 植木鉢の管理: 植木鉢の下は湿気がこもりやすいので、定期的に移動させて乾燥させるか、レンガなどで底上げして風通しを良くしましょう。

  • 雑草の除去: 家の周りの雑草を刈り、見通しを良くすることで、ムカデが隠れる場所を減らせます。


まとめ:知って対策すれば、ムカデは怖くない!

ムカデが家に侵入するのは、決して偶然ではありません。彼らが好む環境があり、侵入経路があるからです。その理由を知り、適切な対策を講じれば、ムカデの侵入を大幅に減らすことができます。

もしムカデを見かけても、今回ご紹介した対策を参考に、落ち着いて対処してください。日頃からの予防を心がけて、ムカデのいない安心で快適な家で過ごしましょう!

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