ベランダのハト対策!嫌がるもので効果的に追い払う方法
ベランダにハトが来て困っている…という経験、ありませんか? 糞で汚される、鳴き声がうるさい、洗濯物が干せないなど、ハトの被害は多岐にわたります。「なんとかして追い払いたいけれど、どうすればいいんだろう?」と悩んでいる方も多いでしょう。
ハトは一度フンをした場所に執着する習性があり、放っておくとどんどん被害がエスカレートしてしまいます。しかし、ハトを傷つけずに、彼らが嫌がるもので効果的にベランダから遠ざける方法はいくつかあります。この記事では、ハトの習性を利用した効果的な対策グッズやアイデアを詳しくご紹介していきます! あなたのベランダを快適な空間に戻すために、ぜひ参考にしてくださいね。
なぜハトはベランダに来るの?その理由を知ろう
ハト対策を効果的に行うには、まずハトがなぜあなたのベランダにやってくるのか、その理由を知ることが重要です。
安全な休憩場所・ねぐら:
ハトにとって、ベランダは雨風をしのげ、外敵(カラスや猫など)から身を守れる安全な場所です。特に、室外機の裏やプランターの陰など、人目につきにくい場所は格好の隠れ家となります。
餌場が近い:
近くに公園や飲食店、人が餌やりをしている場所があると、ハトはそこを餌場として認識し、休憩場所としてベランダを選ぶことがあります。
巣作りの場所:
一度「安全な場所」と認識すると、ハトはそこに巣を作ろうとします。巣を作られてしまうと、鳥獣保護管理法により、卵やヒナがいる場合は勝手に撤去できなくなるため、対策が難しくなります。
ハトが嫌がるものを利用した対策方法
ハトの習性を利用して、ベランダに寄り付かせないための対策を始めましょう。
1. 物理的な刺激で嫌がらせる
ハトは慣れると大胆になるので、複数の対策を組み合わせるのが効果的です。
CDやアルミホイル:
キラキラと光を反射するものを吊るすと、その光を警戒してハトが近寄りにくくなります。不要になったCDや、クシャクシャにしたアルミホイルを細長く切って吊るすだけでも効果があります。風で揺れてキラキラ光るように設置しましょう。
反射板・防鳥テープ:
ホームセンターなどで手に入る専用の反射板や、キラキラした防鳥テープをベランダの手すりや物干し竿に設置します。光の反射と揺れる動きでハトを威嚇します。
カラスの模型や猛禽類の目玉風船:
ハトの天敵であるカラスや猛禽類(タカ、ワシなど)の模型を置くと、ハトは警戒して近寄りにくくなります。ただし、ハトは賢いので、同じ場所に置きっぱなしだと「偽物だ」とバレてしまうことがあります。定期的に位置を変えたり、種類を変えたりする工夫が必要です。
2. 嗅覚に訴えかけて嫌がらせる
ハトは嗅覚も比較的発達していると言われています。ハトが苦手な匂いを活用しましょう。
ハーブ(ミント、ローズマリーなど):
ハトが嫌がる匂いを発するハーブをベランダで育ててみましょう。鉢植えを置いたり、乾燥させたハーブの束を吊るしたりするのも効果的です。ただし、匂いの効果は範囲が限られるため、広範囲での効果は期待しにくいです。
木酢液(もくさくえき):
独特の燻製のような匂いがする木酢液を、水で薄めてスプレーしたり、布に染み込ませて置いたりする方法です。ただし、匂いが強いため、ご自身や近隣の方への影響も考慮して使用しましょう。
忌避剤(きひざい):
市販されているハト用の忌避剤は、ハトが嫌がる匂いや成分が含まれており、効果が高いものが多いです。スプレータイプ、固形タイプ、ジェルタイプなど様々あります。使用方法をよく読み、安全に配慮して使いましょう。特に、ジェルタイプはハトが止まりたくなくなるような粘着性があるため、効果が高いと言われています。
3. 物理的に止まらせない工夫をする
ハトが止まる場所をなくすことが、最も確実な対策の一つです。
防鳥ネット:
ベランダ全体をネットで覆ってしまうのが、最も効果が高く、長期的な解決策です。ハトが侵入できなくなるため、止まる場所も糞の被害もなくなります。ただし、設置には手間がかかり、景観が変わるというデメリットもあります。賃貸物件の場合は、管理会社や大家さんに確認が必要です。
スパイク(剣山):
ハトが止まる手すりや室外機の上などに、ハトが止まれないようにスパイク状の器具を設置します。ハトを傷つけることなく、物理的に着地を妨げます。
テグスやワイヤー:
ハトが止まりやすい場所に、細いテグスやワイヤーをピンと張ることで、着地しようとしたハトがバランスを崩して止まれなくなります。
対策をより効果的にするための追加ポイント
早期発見・早期対策が肝心:
ハトは一度住み着くと追い払うのが難しくなります。糞を見つけたり、ハトがよく来るようになったら、すぐに何らかの対策を始めましょう。
複数の方法を組み合わせる:
ハトは学習能力が高いため、一つの対策だけでは慣れてしまうことがあります。光るものと匂うもの、止まらせないものなど、複数の対策を組み合わせて行うことで、より高い効果が期待できます。
常に清潔に保つ:
ハトのフンは、ハトを呼び寄せる誘引剤のようなものです。フンを見つけたらすぐに掃除し、ベランダを常に清潔に保つことが重要です。餌となるようなものを置きっぱなしにしないようにしましょう。
プロに相談するのも一つの手:
もし自力での対策が難しい場合や、被害が深刻な場合は、専門の害鳥駆除業者に相談するのも良いでしょう。適切な方法で、確実にハトを追い払ってくれます。
まとめ:諦めずにハト対策をして、快適なベランダを取り戻そう!
ベランダにやってくるハトは、放っておくと生活に支障をきたす困りものです。しかし、ハトが嫌がる様々な方法を試すことで、彼らを傷つけることなく、効果的に追い払うことができます。
今回ご紹介した「物理的な刺激」「嗅覚に訴える方法」「止まらせない工夫」などを参考に、ご自身のベランダの状況に合った対策を複数組み合わせてみてください。早期の対策と継続的なケアが、ハトの再来を防ぎ、あなたのベランダを快適な空間に戻すための鍵となります。諦めずに、ぜひ実践してみてくださいね!