結婚式の招待状、スマートな返信マナーで「ありがとう」を伝えよう!【友人・先輩向け例文あり】
結婚式の招待状が届いたら、嬉しい気持ちと同時に「どうやって返信するんだろう?」「マナーがあるのかな?」と、ちょっぴり戸惑うこともありますよね。特に、親しい友人や、お世話になっている先輩への返信となると、失礼がないように気をつけたいものです。
ご安心ください! 結婚式の招待状返信には、いくつかの基本的なマナーと、相手別のちょっとしたコツがあります。今回は、招待状のスマートな返信マナーと、友人・先輩向けの例文を交えながら、あなたの「おめでとう」の気持ちがしっかり伝わる返信方法を徹底解説します。
結婚式招待状返信の基本マナー:これだけは押さえよう!
まずは、誰に送る場合でも共通する、招待状返信の基本ルールを確認しましょう。
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返信は【速やかに】、でも【日を選んで】!
- 招待状を受け取ったら、遅くとも1週間以内、できれば2~3日以内に返信するのがベストです。新郎新婦は出席人数を把握して準備を進めているので、早めの返信は心遣いになります。
- ただし、お祝い事なので、慶事(けいじ)にふさわしい日を選ぶのがマナーです。大安や友引といった縁起の良い日を選んで投函すると、より丁寧な印象になります。仏滅は避けるのが無難です。
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黒のインクで丁寧に記入する!
- 招待状の返信はがきには、**黒色のインク(ボールペンでも万年筆でもOK)**で記入しましょう。シャープペンシルや消えるボールペン、鉛筆はNGです。
- 毛筆や筆ペンだと、より丁寧な印象になりますが、書き慣れていない場合は無理に使う必要はありません。丁寧に楷書で書くことを心がけましょう。
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修正ペン・修正テープは使わない!
- 書き損じてしまった場合でも、修正ペンや修正テープは使用せず、新しいハガキに書き直すのがマナーです。間違えやすい箇所は、鉛筆で下書きをしてから記入すると良いでしょう。
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「ご」「御」などの敬称を二重線で消す!
- 招待状には、新郎新婦があなたへの敬意を込めて「御芳名」「御住所」「御出席」といった敬称を記載しています。返信する際は、これらの**「ご」「御」の部分を二重線(または斜め線)で消す**のがマナーです。
- 「御出席」は「御出席」の「御」を消し、「させていただきます」などを追記して「出席させていただきます」とします。
- 「御欠席」の「御」を消し、欠席する場合は「欠席させていただきます」とします。
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メッセージ欄にはお祝いの言葉と配慮を!
- メッセージ欄には、新郎新婦へのお祝いの言葉を添えましょう。
- 句読点(、。)は「区切り」「終わり」を意味するため、結婚祝いのメッセージでは避けるのが一般的です。代わりにスペースを空けたり、改行したりして読みやすく工夫しましょう。
- 忌み言葉(「別れる」「切れる」「壊れる」「終わる」「忙しい」「返す」「重ねる」など)や重ね言葉(「重ね重ね」「度々」「いよいよ」など)は、お祝いの場にふさわしくないので避けましょう。
- 新郎新婦が多忙なことへの配慮の言葉(例:「おいそがしい中 準備を進めていらっしゃるかと存じます」など)を添えると、より丁寧です。
相手別!メッセージ例文と返信のコツ
ここからは、相手別の返信メッセージの例文と、それぞれの関係性で意識したいポイントをご紹介します。
【友人への返信】親しみを込めて、でもマナーは忘れずに!
親しい友人であれば、普段の言葉遣いを少し丁寧にするくらいでOKです。絵文字は基本的には避けた方が無難ですが、本当に仲の良い友人で普段から絵文字を使う間柄なら、メッセージ欄の端に小さく1つ2つ程度なら許容範囲と考える人もいます。
出席する場合の例文:
御芳名
〇〇 〇〇(自分の名前)
御住所
(ご自身の住所)
御出席
出席させていただきます
メッセージ:
〇〇(新郎または新婦の名前)
結婚おめでとう!
素敵なご報告とっても嬉しいです
〇〇のウェディングドレス姿を見るのが今から本当に楽しみです
当日 二人の晴れ姿を心ゆくまでお祝いさせてね!
末永い幸せを心からお祈りしています
欠席する場合の例文:
やむを得ず欠席する場合は、理由を具体的に書かずに「やむを得ない事情により」「都合により」などとぼかして記入するのが一般的です。お祝いの気持ちはしっかりと伝えましょう。
御芳名
〇〇 〇〇(自分の名前)
御住所
(ご自身の住所)
御欠席
欠席させていただきます
メッセージ:
〇〇(新郎または新婦の名前)
ご結婚おめでとうございます
せっかくお招きいただいたのに
あいにく都合がつかず
やむを得ず欠席させていただきます
素敵なお二人の晴れの門出をお祝いできないのは残念ですが
末永い幸せを心からお祈りしています
また改めてお祝いさせてね
【先輩への返信】より丁寧な言葉遣いを心がけて!
職場の先輩や、お世話になった目上の方への返信は、友人よりもさらに丁寧な言葉遣いを心がけましょう。敬語を正しく使い、感謝の気持ちと今後の幸せを願う言葉を丁寧に綴ります。
出席する場合の例文:
御芳名
〇〇 〇〇(自分の名前)
御住所
(ご自身の住所)
御出席
喜んで出席させていただきます
メッセージ:
〇〇先輩
ご結婚おめでとうございます
この度はお招きいただき誠にありがとうございます
慶んでお二人の晴れの門出に立ち合わせていただきます
先輩のウェディングドレス姿 拝見するのを楽しみにしております
末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます
欠席する場合の例文:
先輩への欠席返信は、特に丁寧に。具体的な理由は書かず、「やむを得ない事情」として、お祝いの気持ちをしっかりと伝えましょう。
御芳名
〇〇 〇〇(自分の名前)
御住所
(ご自身の住所)
御欠席
誠に申し訳ございませんが 欠席させていただきます
メッセージ:
〇〇先輩
この度はご結婚誠におめでとうございます
大変恐縮ながら
やむを得ない事情により
誠に残念ではございますが欠席させていただきます
お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます
返信前に最終チェック!
投函する前に、以下の点を確認しておきましょう。
- 日付は投函日(大安・友引など)を選んだか?
- 黒のインクで書かれているか?
- 「ご」「御」などの敬称は二重線で消したか?
- 「出席」「欠席」に丸をつけ、不要な方を消したか?(出席の場合は「御」を消して「出席させていただきます」のようにする)
- メッセージ欄にお祝いの言葉を添えたか?
- 句読点や忌み言葉、重ね言葉は避けたか?
- 自分の名前と住所は正しく書いたか?
- 返信はがきの宛名の「行」や「宛」を二重線で消し、「様」に書き直したか?
まとめ:心遣いが伝わる返信で、お祝いの気持ちを届けよう!
結婚式の招待状の返信は、新郎新婦へのお祝いの気持ちと、参加への意思を伝える大切なものです。今回ご紹介したマナーと例文を参考に、あなたの温かい心遣いが伝わるスマートな返信を作成してくださいね。
返信はがき一枚からも、お二人の幸せを願うあなたの気持ちはきっと伝わります。