オービスとは?光り方、光る速度、違反後の罰金・罰則と手続きまで徹底解説!


「夜道を走っていたらピカッと光った!あれって、もしかしてオービス?」

運転する人なら誰もが一度は経験したり、ヒヤッとしたりする「オービス」の光。その一瞬の光が意味するもの、そしてその後の手続きや罰則について、正しく理解していますか?

この記事では、あなたの運転の安全を守るため、そしてもしもの時に慌てないために、オービスがどんなものなのか、光る速度の目安、違反してしまった後の流れや罰金・罰則まで、初心者にも分かりやすく解説します。


オービスって一体何?スピード違反取り締まり装置の基礎知識

オービスとは、正式名称を「自動速度違反取締装置」といい、道路を走行する車両の速度を自動的に測定し、設定された速度を超過した車両を感知して自動で撮影する装置のことです。警察官がその場にいなくても、スピード違反を取り締まることができるのが最大の特徴です。

オービスの種類と特徴

オービスにはいくつかの種類があり、それぞれ速度測定方法や設置場所、外観が異なります。

  1. ループコイル式オービス:
    • 特徴: 路面に埋め込まれたコイルで速度を測定します。速度超過を感知すると、撮影用のフラッシュが光ります。最も一般的なタイプで、全国に広く設置されています。
    • 見分け方: 道路に長方形のループ状の線や、その手前に白線が複数引かれていることがあります。
  2. レーダー式オービス:
    • 特徴: 電波(レーダー波)を発射し、跳ね返ってくる電波の変化で速度を測定します。こちらも速度超過でフラッシュが光ります。
    • 見分け方: 路肩や中央分離帯に設置された、四角い箱型の装置で、U字型のアンテナが付いていることが多いです。
  3. Hシステム(高速道路向け):
    • 特徴: レーダー式の一種で、高架の門型構造物や、上部に取り付けられた白いボックスが特徴です。複数のレーンを同時に監視できます。
    • 見分け方: 高速道路のオーバーパスなどに設置された、白い箱や、道路をまたぐ大きな門のような形をしています。
  4. LHシステム(レーダー+ループコイル複合型):
    • 特徴: ループコイル式とレーダー式の両方を組み合わせたハイブリッド型。精度が高く、全国で増えています。
    • 見分け方: 路肩に設置された箱型の装置と、路面に埋め込まれたループコイルの両方の特徴を持ちます。
  5. 移動式オービス(可搬式オービス):
    • 特徴: 持ち運びが可能で、生活道路やスクールゾーンなど、これまで取り締まりが難しかった場所にも設置されます。神出鬼没なので注意が必要です。
    • 見分け方: 路肩や歩道に三脚で設置された小型の装置で、目立ちにくいのが特徴です。

オービスはなぜ「光る」の?

オービスが光るのは、あなたの車の速度が設定された制限速度を大きく超過した際に、ナンバープレートや運転手の顔を撮影するためのフラッシュです。夜間はもちろん、昼間でも光が確認できるほどの強い光が放たれます。


オービスが光る速度の目安と「絶対にNG」な速度超過

「何キロオーバーで光るの?」これは多くのドライバーが気になる疑問でしょう。明確な基準は公表されていませんが、一般的には以下の目安が言われています。

  • 一般道: 制限速度の30km/h以上の超過
  • 高速道路: 制限速度の40km/h以上の超過

これは、「一発免停」(免許停止)や**「赤切符」**(重大な違反に対する切符)の対象となる速度域に相当します。これらの速度超過は、単なる軽微な違反ではなく、非常に危険な行為として厳しく取り締まられることになります。

【注意】 軽微な速度超過ではオービスは光らないことが多いですが、それは「違反ではない」という意味ではありません。パトカーや白バイなどによる取り締まりの対象にはなり得ますので、常に法定速度を守って運転することが大切です。


オービスが光ったらどうなる?違反後の手続きと罰金・罰則

もしオービスが光ってしまったら、その後の流れは以下のように進みます。

1. 呼び出し通知が届く

オービスが速度超過を感知し、撮影が成功した場合、後日、警察からあなたの車の所有者(運転者)宛に「出頭要請通知書」(呼び出し通知)が届きます。通常は撮影から数日〜数週間後です。

  • 通知には、出頭日時、場所、違反した日時や場所、車両情報などが記載されています。

2. 警察署での事情聴取・事実確認

通知書に記載された日時・場所に指定された警察署に出頭します。

  • 出頭すると、オービスで撮影された写真を見せられ、違反の事実確認が行われます。
  • あなた自身が運転していたことを認め、署名・指紋採取などを行います。
  • この時点で、違反の詳細(超過速度など)が伝えられます。

3. 刑事処分(罰金・懲役)の決定

オービスによる速度違反は、刑事罰の対象となる「赤切符」が切られます。これは、単なる反則金(青切符)とは異なり、刑事事件として扱われるためです。

  • 罰金: 超過速度に応じて、6万円~10万円程度の罰金が科せられることが多いです。これは前科として記録されます。
  • 懲役: 悪質性や超過速度が著しい場合は、懲役刑になる可能性もありますが、初犯で一般的な速度超過であれば、ほとんどが罰金刑で済みます。

4. 行政処分(免許停止・取消)の決定

刑事処分とは別に、運転免許に対する行政処分が下されます。

  • 点数加算: 速度超過に応じて点数が加算されます。オービスが光るような速度超過の場合、最低でも6点以上の加算となり、「一発免停」の対象です。
    • 一般道30km/h以上超過:6点
    • 高速道路40km/h以上超過:6点
    • 一般道50km/h以上超過:12点
    • 高速道路50km/h以上超過:12点
  • 免許停止(免停): 累積点数や過去の違反歴に応じて、30日~180日程度の免許停止処分が科せられます。
    • 6点:30日(前歴なしの場合)
    • 12点:90日(前歴なしの場合)
  • 免許取消: 非常に悪質な違反や、点数が高くなった場合は、免許取消となることもあります。

5. 免停講習の受講(希望者)

免許停止処分を受けた場合、希望すれば「停止処分者講習」を受講することで、停止期間を短縮できる場合があります。

  • 講習費用がかかりますが、停止期間を最大で半分程度に短縮できるため、受講する人が多いです。

オービスを回避するための対策?それは「安全運転」が一番!

オービスの場所や種類を知ることも大切ですが、最も確実で安全な「対策」は、やはり法定速度を遵守し、安全運転を心がけることに尽きます。

  • 速度標識を常に意識する: 速度標識を見落とさず、常に適切な速度で走行しましょう。
  • 車間距離を十分に取る: 急なブレーキを避けるためにも、十分な車間距離を保ちましょう。
  • 運転に集中する: スマートフォン操作などの「ながら運転」は厳禁です。
  • ドライブレコーダーの活用: 万が一の事故やトラブルの際に、客観的な証拠として役立ちます。

オービスは、決してドライバーを陥れるためのものではなく、交通安全を守るための大切な装置です。その目的を理解し、日頃から安全運転を心がけましょう。


まとめ:安全運転で快適なドライブを!

オービスが光る、光らないは、あくまで結果論です。大切なのは、日頃から法定速度を守り、周囲の交通状況に気を配りながら安全運転をすること。これこそが、罰金や罰則、そして何よりも交通事故のリスクから自分自身と大切な人を守る、唯一にして最善の対策です。

もしオービスが光ってしまっても、パニックにならず、落ち着いて通知を待ち、指示に従って手続きを進めましょう。あなたの運転が、常に安全で快適なものとなることを願っています。

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