幸せを分かち合う「結婚内祝い」の贈り方!マナーと喜ばれる品物選びのコツ
ご結婚おめでとうございます!新しい生活への期待に胸を膨らませる一方で、結婚祝いをいただいたら、次はお礼の気持ちを伝える「結婚内祝い」の準備ですよね。「何を贈れば喜んでもらえるかな?」「どんなマナーがあるんだろう?」と、初めてのことで戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
結婚内祝いは、お祝いをくださった方々へ「感謝の気持ち」と「結婚のご報告」を伝える大切な機会です。形だけでなく、あなたの心が伝わるような贈り物を選びたいですよね。
この記事では、結婚内祝いの基本的なマナーから、相手に「センスがいいね!」と言われる品物選びのコツ、そして贈る際に気をつけたいポイントまで、分かりやすく徹底的に解説していきます。お二人の幸せを分かち合う素敵な「結婚内祝い」を贈って、感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう!
1. 「結婚内祝い」ってどんな意味?なぜ贈るの?
まずは、結婚内祝いの基本的な意味と、贈る目的について理解しておきましょう。
1-1. 「内祝い」は「おすそ分け」の気持ち
「内祝い」と聞くと、「お返し」というイメージが強いかもしれませんが、本来は「身内で起こったおめでたいこと(内祝)を、周りの方々と分かち合う」という意味が込められています。つまり、お祝いをくださった方へのお礼だけでなく、「私たち結婚しました!これからもよろしくお願いします」というご報告と、幸せのおすそ分けをするのが結婚内祝いの本来の意味なんです。
1-2. 結婚内祝いを贈る目的
- 感謝の気持ちを伝える: いただいたお祝いへのお礼と、日頃お世話になっていることへの感謝の気持ちを形にして伝えます。
- 結婚のご報告: 結婚式を挙げなかった場合や、結婚式に招待できなかった方々へ、結婚の報告を兼ねて贈ります。
- 今後のお付き合いをお願いする: これからも末永くお付き合いをお願いします、という気持ちを込めます。
2. 知っておきたい!結婚内祝いの「基本マナー」
結婚内祝いを贈る際には、いくつか押さえておきたいマナーがあります。これを守ることで、相手に失礼なく、感謝の気持ちを伝えることができます。
2-1. 贈る時期は「お祝いをいただいてから1ヶ月以内」が目安
結婚内祝いは、お祝いをいただいてから1ヶ月以内に贈るのが一般的です。結婚式を挙げる場合は、式後1ヶ月以内を目安にしましょう。遅れてしまう場合は、お礼状などを添えて一言お詫びの気持ちを伝えましょう。
2-2. 金額の目安は「いただいたお祝いの半額〜1/3」が基本
内祝いの金額は、いただいたお祝いの半額(半返し)〜1/3程度が目安とされています。例えば、1万円のお祝いをいただいたら、5,000円〜3,000円程度の品物を選ぶのが一般的です。
ただし、目上の方や高額のお祝いをくださった方には、金額にこだわりすぎず、感謝の気持ちを込めた品物を選ぶことを優先しても良いでしょう。相手に気を遣わせない配慮も大切です。
2-3. 「熨斗(のし)」のマナー:水引は「結び切り」
結婚内祝いには、正式な贈答品として「熨斗(のし)」をかけるのがマナーです。
- 水引(みずひき): 「紅白結び切り10本」を選びます。結び切りは「一度きりであってほしいお祝い事」に用いられ、固く結ばれてほどけないことを意味します。10本は、両家の結びつきを意味します。
- 表書き: 水引の上段には「内祝」または「寿」と書きます。
- 名入れ: 水引の下段には、新姓(夫婦の新姓)または夫婦の連名(夫の氏名が右、妻の氏名が左)で書きます。地域によっては、夫の氏名のみを書く場合もあります。
2-4. お礼状・メッセージカードを添えて気持ちを伝える
品物だけではなく、お礼状やメッセージカードを添えることで、より丁寧に感謝の気持ちを伝えることができます。手書きで一言添えると、温かい気持ちが伝わるでしょう。
- 感謝の言葉: いただいたお祝いへのお礼を具体的に伝えます。
- 新生活の報告: 簡単な近況報告や、今後の抱負などを伝えます。
- 今後のお付き合いのお願い: これからも変わらないお付き合いをお願いする言葉を添えます。
- 忌み言葉(重ね言葉)は避ける: 「重ね重ね」「度々」「再び」など、再婚を連想させる言葉や、「別れる」「切れる」など、不吉な言葉は避けましょう。
3. 喜ばれる「結婚内祝い」の品物選びのコツとおすすめアイテム
いよいよ品物選び!贈る相手に「さすが!」と思われるような品物を選ぶためのコツと、人気のアイテムをご紹介します。
3-1. 相手の好みやライフスタイルを考慮する
一番大切なのは、贈る相手に喜んでもらうことです。相手の年齢層、家族構成、趣味、食の好み、ライフスタイルなどを考慮して選びましょう。
- 独身の方: 少量で上質なもの、または趣味に合わせたもの。
- ご夫婦・お子さんがいるご家庭: 少し多めの量、または家族みんなで楽しめるもの。
- 目上の方: 上質なもの、ブランド品、伝統工芸品など、格調高いもの。
- 友人: 気軽に使えるもの、トレンド感のあるもの、消耗品など。
3-2. 「消えもの」が人気!食品やドリンク
「消えもの」は、贈られた側も保管場所に困らず、気兼ねなく受け取れるため、内祝いの定番として非常に人気があります。
- お菓子: 有名ブランドの焼き菓子詰め合わせ、高級チョコレート、和菓子など。個包装になっているものが配りやすく、日持ちするものを選びましょう。
- コーヒー・紅茶・日本茶: 上質な豆や茶葉、ドリップバッグのセットなど。相手の好みに合わせて選べます。
- グルメギフト: 高級レトルト食品、調味料セット、ドレッシングセット、こだわり食材など。少し贅沢な「お取り寄せグルメ」も喜ばれます。
- お米: 今注目の実用的なギフト。有名銘柄米や、小分けパックになっているものが人気です。
3-3. 実用的な「消耗品」も喜ばれる!
毎日使える消耗品は、いくつあっても困らないため、喜ばれることが多いです。
- タオル: 上質な今治タオルやオーガニックコットンタオルなど。デザインがシンプルで、どんなインテリアにも合うものが良いでしょう。
- 洗剤・入浴剤: オーガニック素材の洗剤、高級入浴剤、ボディケアセットなど。自分ではなかなか買わないような、少し良いものを選ぶと特別感があります。
3-4. 迷ったらコレ!「カタログギフト」
「何を贈ればいいか本当に迷う…」そんな時は、カタログギフトが強い味方です。贈られた側が好きなものを選べるので、相手の好みが分からなくても安心です。最近は、グルメ専門や体験型など、様々なテーマのカタログギフトがあります。
3-5. 「名入れギフト」で特別感を演出(親しい友人向け)
親しい友人や、甥・姪などには、お二人の名前や結婚記念日が入った名入れのお酒、お菓子、カトラリーなども喜ばれます。ただし、目上の方や会社関係の方には避けた方が無難です。
4. こんな時どうする?結婚内祝いの「個別ケース」
一般的なマナー以外にも、状況によって対応が変わるケースもあります。
4-1. 会社関係の方への内祝い
職場の上司や同僚から連名でいただいた場合は、一人ひとりの金額を計算し、合計金額の半額〜1/3を目安にします。一人あたりが少額になる場合は、個包装のお菓子など、皆さんで分けられるものが良いでしょう。個別に贈る場合は、それぞれの方への感謝の気持ちを込めた品物を選びます。
4-2. 結婚式で引き出物を渡した場合
結婚式に参列して、すでに引き出物をお渡ししている方への内祝いは、基本的に不要です。ただし、引き出物とは別に、相場を超える高額のお祝いをいただいた場合は、感謝の気持ちを込めて内祝いを贈るのが丁寧です。
4-3. お祝いを辞退された場合
「お祝いは結構です」と辞退された場合は、無理に贈る必要はありません。相手の気持ちを尊重しましょう。ただし、それでも感謝の気持ちを伝えたい場合は、手書きのお礼状や、ちょっとしたお菓子などを後日お渡しするのも良いでしょう。
5. まとめ:感謝と幸せを込めて「結婚内祝い」を贈りましょう!
結婚内祝いは、お祝いをくださった方々への感謝と、お二人の新しい門出のご報告を伝える、大切なコミュニケーションの機会です。マナーを守りつつ、相手への気遣いを忘れずに品物を選ぶことで、きっとあなたの気持ちが伝わるはずです。
定番の品物だけでなく、お相手のライフスタイルに合わせた「消えもの」や「実用品」、そして迷った時には「カタログギフト」も賢い選択肢です。このガイドを参考に、あなたらしい素敵な「結婚内祝い」を見つけて、お二人の幸せを大切な方々と分かち合ってくださいね。