インフルエンザ対策に役立つ掃除習慣
冬の季節になると気になるのがインフルエンザの流行です。手洗いやうがいはもちろん大切ですが、実は「日々の掃除習慣」も感染予防に大きな役割を果たします。ウイルスは目に見えない形で家の中に存在し、物の表面に付着することで感染リスクを高めるため、掃除の仕方を少し工夫するだけで大きな効果が得られます。ここでは、インフルエンザ対策として取り入れたい掃除習慣を具体的に解説します。
1. ドアノブ・スイッチなど「手が触れる場所」を重点的に
インフルエンザウイルスは物の表面に付着すると数時間〜数日間は生き残るとされています。特にドアノブ、照明スイッチ、リモコン、スマホは「ウイルスの温床」になりやすい場所です。
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アルコール消毒液や次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤を薄めたもの)を使い、定期的に拭き掃除
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スマホやタブレットは専用クリーナーでこまめに除菌
2. 床掃除で「ウイルス飛散」を防ぐ
咳やくしゃみで飛んだ飛沫は床にも落ちます。裸足や靴下で歩けば家中に広がるため、こまめな床掃除が大切です。
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フローリングはフロアワイパーに除菌シートを装着して拭く
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カーペットは掃除機をかけた後、スチームクリーナーや専用除菌スプレーを活用
3. 加湿+掃除でウイルスの活動を抑える
乾燥した環境ではウイルスが長生きしやすいため、加湿は効果的です。
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加湿器の水は毎日交換し、タンク内を掃除してカビや雑菌の繁殖を防ぐ
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床や棚にたまったホコリも定期的に拭き取り、空気中の浮遊物を減らす
4. トイレ・洗面所の徹底除菌
家族が頻繁に使う水回りもウイルスが付着しやすい場所です。
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トイレの便座やレバー、洗面所の蛇口をアルコールシートで拭く
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タオルは共有せず、できればペーパータオルを使う
5. 換気習慣で空気を入れ替える
掃除と同じくらい大切なのが換気です。
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1日数回、窓を開けて2方向から風を通す
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空気清浄機を併用するとより効果的
6. 家族で共有する掃除習慣をつくる
掃除は一人だけが頑張るのではなく、家族全員で取り組むことが感染予防につながります。
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帰宅後の手洗い・うがい+玄関周りの清潔維持
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個人の持ち物(マスクケース、スマホ)の除菌を各自で行う
まとめ
インフルエンザ対策における掃除は、「ウイルスを家に持ち込まない」「付着したウイルスを早めに除去する」ことがポイントです。
ドアノブやリモコンなどの小物、床や水回りの掃除、そして換気や加湿を組み合わせることで、家庭内での感染リスクをぐっと下げることができます。
健康な冬を過ごすために、今日から掃除習慣を見直してみましょう。